個人的には「ウェルスダイナミクス」の最高傑作だと思う。
どうしてこんな和題になったのかわからないが、原書のタイトルは「WINK」。副題として「a modern day parable of wealth beyond words」となっている。
ロジャーらしい、多くの言葉の韻を踏む言葉巧みな物語になっている。(原書で読まないと分からないけど)
「お金持ちになりたい。」が出発地点だけど、いつしかそのために必要な、もっと根本的なところを主人公のリチャードは学んで行く。
本書はウェルスダイナミクスでいうところの「ウェルスフィットネス」が中心になっているが、随所にプロファイルやネットワーク、スペクトルなどの要素が織り込まれており、ウェルスダイナミクスの理論を学んだ人こそが、これを読み、洞察を深めて欲しい一冊になっている。